(違います これがホントの・・・嘘 なんつて〜〜〜)
. Liar – Straight From The Hip(’77 Decca / London 1st)
後期’70sハードロック・ロココ時代(爛熟期かつ衰退期)を象徴するような時代の徒花的バンドに
アザケル(ユリエル)/エッグ/グラウンド・ホッグス(後述)/ピンク・フロイド関連のドラマー氏
クライド・ブルックスが在籍
これを云ってはお終いだけどドラマーってのは結構渡り鳥的で音楽性も節操も拘りも無く
えろえろなバンドに関わっており時に同姓同名では?と疑われるような無茶な人事異動やセッションがあるものだ
ライアーは最後の権威的ブルーズ至上主義ハードロッカーで・・・カンタベリー系の香りは無だ
多分フリー→バッド・カンパニーの線を狙っていたんだろうけど
くっさいブルーズギターのソロが全編にわたって弾かれ倒されるパティーンに少々辟易する中
それと相反するような微妙にザ・スウィートっぽい宇宙的にストレンジな
普通よりかなり高い方のメロでハモる華麗なコーラス・ワークが共存しており
滋味地味B-C級ハードとしてはかなり楽しめる盤
2nd以降はアメリカでの活動を開拓する事に精力的だったようだが(調査ちう)
決定的にブルーズ・シャウターとしてはヴォーカルが声質/声量共に弱いのが伸びなかった理由では
興味深いのはギタリストのスティーヴ・マンが’90年代にAndy Scott’s Sweetに参加していた事だ
やっぱルーツにスウィート好きな甘味嗜好/指向性があったんだろうなぁ
またスティーヴは’80sにライオンハート/タイタン/サクソン/MSG等を渡り歩き
NWOBHMシーンを支えたギターヒーローである
ちな
鍵盤は元フリーやクロウラー関連ののラビットがゲスト参加
スティーヴ・マンの前任者ジェフ・ホワイトホーンもクロウラー出身とやはりフリー人脈の苦労人が多い