プロデューサーでもあるマルコム・セシルの『トント』シンセサイザーを大フィーチュアし
当時としては未来的でぶっ飛んだ(スペイシー)音世界を追求
かつファンキーでフュージョン志向のノリにシフトしようとしている
. Steve Hillage – Motivation Radio(’77 Virgin)
マルコム・セシルといえばスティーヴィー・ワンダーの『トーキン・ブック』や『インナーヴィジョン』といった
’70s中期のプログレッシヴなアルバムのプロデューサーでもあり
さらにはミニー・リパートンの『ラヴィン・ユー』にも関わっている
スティーヴィー・ワンダーはとにかくシンセの音色命のミュージシャンで
シンセが馴染まないとミュージシャンを辞めようと思ったほどスランプになった事で知られれ
その後ヤマハの最新機によってスランプから脱出したと言われている
•••てそれトントのせいじゃね?みたいな
それはともかく
このアルバムでもスティーヴのスペイシーなギターの流麗さにはさらに磨きがかかり
まさにデンパを受信してユーフォー飛来状態(ジャケ参照)
裏ジャケなんかさらにエジプト(またまたピラミッド・パワー)してるもんな
Bラスではバディー・ホリーの”Not Fade Away”をカヴァーしているが
ボ・ディドリー・ビートはデヴィアンツをはじめとしたUKサイケデリッカーのテーマソングなんだZ
ところで
ライナーで興味深い記述をハケーン
デヴィッド・アレンはプラネット・ゴング(ヒア&ナウ)をスペース・パンクと自称し
当時のツアー名は”Floating anarchy in the UK tour(Never mind Johnny Rotten)”だったらしい
ホントに旧プログレ界には珍しいヒッピーパンカーだったんだなぁ
⭐︎ニューヨーク・ゴング(マテリアルと合体)は’79年頃〜の活動