全英が泣いた

プログレッシヴロックはパンクロック

•••て程の知名度も期待感も無かったと思うけど

満を持してコルチナスが大手CBSか出したものの期待を裏ぎるガッカリ作な1stかつラストアルバム

 

.    The Cortinas – True Romances(’78 CBS)

 

妙に中途半端に軟弱で掴みどころが無い曲が羅列されたアルバムすなぁ

シングルでの勢いあるガチパンカーを期待していた向きには怒りさえ覚えたはず

かと言って

いち早くパンクを脱してポスト・パンクの潮流/トレンドを先取りしていたってワケでもなく

まだ’78年だってのに何でこうなったみたいな

ちなみにプロデュースはHR/HM界の最高師範マーティン・バーチなんだが•••

NWは向いて無かったんだろうか

(そうとは言えない)

真面目によく聴くと早すぎたネオアコっぽいヤツとか

シングルのB面で見られたパブ系R&Bや

あるいはワイヤーかギャング・オブ・フォーみたいなポストパンク曲もあるにはもあるんだが

(実はWireもGang of Fourもパブロック系統上のバンド)

仮に脱・パンク的初期衝動を計ったとしてもその方向性に確固たる意思は感じられす

ただバラバラになんとなく曲を集めただけって感じしかしなく

あまりに緩すぐるし期待された音楽性と変わり杉ているのよね

割思うに

これは初期パン最大級のミステリー?とも言えるが

アー写を見るとお解りいただけただろうかだけど

いかにもファッショナブルなパンクス/不良なメンバーというのが存在せず

割と温厚そうで育ちの良いオーディナリー・ピーポーといった感じの人達に感じられ

この辺にヒントがありそうだ

 

そんな中!

ジャケは今度こそホンマもんのヒプノシス作キターー!

さすがメジャーCBSだけあるな

(繰り返すが2ndシングルが没作をもらったという確証はなくあくまで個人的推論です)

これはツェッペリンの”In Through the Out Door”等に代表される

同じ現場を複数の視点から観るというコンセプトによるデザインのパティーンだが•••

ただし

構図的にもそんなに上手く構成されていないし全体的に暗くて解りにくいので

例えば例によってピンク・フロイドの没アイデアを回された可能性があるやもしれず

(おままたそのあくまで個人的結論かよっ)

 

当然日本盤リリーッス(再発さえ)無しなバンドなんで

誰も興味なくオールタイムで滅多に見かけない盤ではあります

しかし

何回も聴いてたら案外ニッチポップの名作なのでわと思えてきたですわ

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