これは

プログレッシヴロックはパンクロック

レア。グルーヴのコンピ『Free Soul』シリースの最初の(Setの)1枚だが

 

.        Free Soul – Parade(’96 Polydor)

 

ブライアン・オーガーがオブリヴィオン以前にやっていたジュリー・ドリスコールとのユニット

Julie Driscoll, Brian Auger & The Trinityが一曲IN!

確かブライアン・オーガーはこのシリーズ内でもう一曲取り上げられていたはずと思われるが(調査ちう)

あらゆる音楽形態/ジャンルを換骨奪胎等し並みに分解俯瞰再生して

「これで踊れるか?」の一点のみで評価するて企画にはまさにブライアン・オーガーはピッタリだ

 

この”Parade”には有名/無名のソウル/ファンク・バンドの有名/無名曲は勿論

シタールのラーガ・ソウル?からアコギをかき鳴らすフォーキー・グルーヴまで広く深く編集されているが

トリニティの”Indian Rope Man”は中でも際立っている

プログレ捉えて聴くと極めてジャズ/クロスオーヴァー寄りのロック・サウンドだけど

この面子の中に入れられると

むしろジャニスをさらに呪術アシッド化したようなカルト・サイケにしか聴こえないと云う

 

先述の通り’90年代後期に

「何故かマイナーなクラウト・ロックの再発が増えたり妙に中古盤に流れてきたりしてるけど

プログレの割に妙に傷んだレコが多いな」と思って訝しんでいたトコロ

この踊れりゃ何でもいいじゃんヒャホホーイな阿保踊りブームの功罪だったりしたみたいだけど

そんな野蛮でイノセントな新規参入者による旧来からの価値の置き換えって

海外のギークが勝手にある種のJ−POPを当の日本人があずかり知らぬトコロで

暇つぶしに爆上げ評価してしまった昨今のCITY POPブームとメカニズムが同じなワケで

ぶっちゃけパンカー視点からプログレッシヴ・ロックを再評価しようという

このブログもそれをなぞっているだけなのですキリッ

 

当時Free Soulコンピのコンセプトに感動したオレは渋谷のシスコの階段まで登って

シリーズやその周辺のレコを買い揃えていたけど

めっきりアナログ盤がリリーッスされなくなったのと

人気のFree Soulシリーズにぶっ込んどけばとりあえず何でも売れるって事になって来たのか

(あくまで個人的想像です)

どー考えてもこれは違うんじゃないかみたいなタイトルが増えて

エントロピー増大の法則発動→グダグダ感マシマシで→どーでもよくなってしまった事しきり

いっその事

プログレやヘヴィー・ロックやプロト・パンクの中で超激グルーヴィンな曲を編纂した

Free Soulコンピを纏めてくれれば良かったのになぁ・・・

Average White Bandも単独でのFree Soulコンピ盤が出ています

 

 

え?

お前みたいなDJでもクラバーでもオシャレでもねぇ引きこもりはFree Soulの客じゃねぇだって??

す すいません

そうですかそうですね・・・

 

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