そうそう

プログレッシヴロックはパンクロック

ダックス・デラックスと関連性の濃いフレイミン・グルーヴィーズもまた

遣英使なミュージシャンのひとつと言えよう

英国にパンクロックの原型(ナゲッツ的な意味での)となる魂を植え込んだバンドと言い魔性か

ちょっと経緯がゴチャゴチャして米国本土の発売元の翻意にあったり再録音したりしているけど

要はバンドの方向性を1st~2ndから世の潮流に逆らってシフト→ソリッドだった頃の英国のリスペクト

’72年頃にUKに渡り俺達のデイヴ・エドマンズ師と接触

えろえろと面倒ないきさつがあった後

師のプロデュースで録音されたのが・・・

 

.      Flamin’ Groovies – Shake Some Action(’76 Sire 写真は日本盤)

 

端正な煉瓦造りのビルを背景にダィムラーだがジャギュアに寄り添うモッドかっけー

これがUSのバンドなのだろうか?と思わせる何故か古のUKサウンドを保存していたUSバンド設定

バンド内ではストーンズ派とビートルズ派(あとロカビリー派?)で揉めて

メンバー間の対立→異動が頻発していたらしいが

実際にレコドから聴こえてくるサウンドもそんな感じだ

小生は邦盤『We Are PUNK Generation』の帯叩きが煽動するような

「パンクロックの先導者」的なプロモに煽られ期待して聴いたトコロ

結構旧世代の古臭くてむしろパンクが否定していたようなテイストにガッカリしてしまったレベル

(多くのパンクはビートルズ的な平和主義でメジャー路線をバカにしていたし

転石のカヴァーはあまりされなかった)

 

同じく英国内でロックの進化?から置去りにされ人知れず凍結されガラパゴス化されていた

元祖パンカーなタイムスリッパーDownliners Sectとの相似性も研究されるべきであろう

 

Flamin’ GrooviesはDave Edmunds師とすこぶる相性が良かったらしく

’78年の次作”Now”も共にレコーディングしているが

ジャケが二種類あって「一体どっちが通好みロックなんだー」と迷ってるうちに

買わす後家となり現在に至ってしまったのだった

今じゃ結構お高くなってるから贅沢な悩みだったものよのぉ

’69年の1st

’70年の2nd

駄菓子菓子

今聴くと・・・どのアルバムもむっちゃパンクでマキシマムR&Bで最高じゃナイッスか!

教訓:ジャンルや評価/好き嫌いは常に移動する

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