そんな

プログレッシヴロックはパンクロック

ストライフの1stはUS盤のリリーッスもなく勿論日本盤も無かったような泡沫ハードだったが・・・

 

.    Strife – Rush(’75 chrysalis)

 

顔付きもGFRっぽい

音楽性は三年後の先述2ndと基本的には同様路線のアメリ圏ぽい大雑把でソウルフルなグルーヴを

パワーでゴリゴリ押してゆくミニGrand Funk Railroadみたいなヤツ

時はハードロック戦国時代の’75年ならギリでこれでも大丈夫だったやも知らぬが

例えばBラスの12分近い”Final Fling”はフリー・インプロヴィゼーションと云いま唱歌

大したテクも無く盛り上がりに欠ける筋書きの浅いソロ回しがダラダラ続いて

ホントにこれでレコ出して良かったのかと心配してしまうレベル

同じトリオの極上テクニカル&プログレッシヴ・ハードロッカーでその名もタイトルと同じ

Rushと間違って買ってしまった人は混乱しただろう

(そんなヤツいないと思うけど)

 

そんな中!

Strifeのライヴを見たソウル・シンガーのエドウィン・スターに認められてアメリカに渡米

アメリカでのレコーディング(デモ?)を敢行

何やらエドウィン関係のバックでの録音にも参加したらしいとも云うがよく覚えてない

でも

彼らはUSには馴染めなかったのか結局南極アメリカから撤退してしまうワケだが・・・

小生は2ndがガルからあ出た経緯にはEdwin Starrが影響しているのでは?と睨んでいる

何故なら当時のエドウィンはモータウン所属でガルのUSでの配給はモータウンだったからだ

所謂『MotownにおけるRare Earth的なモノ』=ホワイト・ファンキー・ロック系の末席に据えよう

なんて事を狙った動きだったのでは

(あくまで個人的推測です)

ただ

この盤を聴く限り演奏力やアンサンブル能力はそんなに高くなくリズムなんかは結構ばらけてドタバタしていて

仮にレッキンクルーの中にぶっ込まれてしまったとしたら果たして大丈夫だったんやろかと思ってしまう事しきり

 

黒澤映画からヒントを得たと思われるジャケはヒプノシス作

後にガルから出たジューダスのベスト盤が戦国武将の鎧兜イラストだった共通点も興味深い

ガルは社内のグラフィック部門がジャケを制作していた様だが

割とヒプノシスの冷たい超現実的ギールにセンスに近くて写真合成処理なんかも上手い

特に裏ジャケのごちゃごちゃしたデータやアー写のまとめ方やフォントの選び方が似ている

ところで

A-4の”Indian Dream”ちう曲が(西洋人の考える似非)東洋風というかシルクロード風なんだが

それでこの日本の武将ジャケになったんだとしたら・・・大間違いじゃまいか

 

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