そんな

プログレッシヴロックはパンクロック

アース・クエイクのギタリスリストのロビー・ダンバーの弟である

トミー・ダンバーが在籍したバンドが・・・

 

.    The Rubinoos – Same(’77 Beserkley / Trio)

 

ビザークレイ・レーベル内の結束てかメンバー流動は相変わらずで

初期メンバーのグレッグ・ケラネンはモダン・ラヴァーズに移籍している

兎に角

もう俺達パワポヲタには説明不要のパワポ看板バンドなんで・・・

飛ばして行こう!

 

以前

「パワーポップとはタテ乗りのポール・マッカートニーの事でR」みたいな事を書いたが・・・

ルビナーズは特にビートルズっぽくないヤツらなのよね

なので

パワポ四天王の一つバッド・フィンガーとはかなり違うし

他のどの系統でも無いオリジナリティがあり

コーラス的にはビーチ・ボーイズの影響が大きいとされていた

強いて言えば前述”I Think We’re Alone Now”をカヴァーしているように

初期パンカヴァーの王道トミー・ジェームス&ザ・ションデルズ系と云えま唱歌

また

ビザークレイ発て事で現在ではパンクの派生的な存在との扱いをされているかもしれないが

当時の解説(八木誠)を見ると全くその辺には触れられないどころか

時代的には不思議なレベルでかすりもされずに

むしろオズモンズやデヴィッド・キャシディのような芸能アイドル枠としてプロモーションされており

爽やかでヤングヤングなアー写や「恋はいっしょに」等といったタイトルからも

ベイシティ・ローラーズの米国版的な位置付けにいたのではと思わせる

要は

これぞパワポあるあるで当時と今とではジャンルの規定や意味する所が置き換わってしまったワケなのだ

逆に今世紀になってからはBCRやロゼッタ・ストーンもパワポに括られているという(ry

この1stはそこにぶっ込まれてもしょうがないような

愛だの恋だの人畜無害なテーマをべったりラヴリーにってな性格でもあるんだけどさ

込み上げるパワフルさがその辺の旧世代とは違うのよね

この青春アイドルにとって『さよならロックンロール(Rock And Roll Is Dead)』だけ異質

 

裏ジャケでレイディオを耳に当てて喜んでいるオサーンは社長のマシュー・カウフマン

(誰もレコード会社の社長の事なんて気にしてねぇし)

日本盤は右上に何故か装飾的意匠の面妖な和ロゴが入れられているけど

オリジナルは正面のガラスに描かれたThe Rubinoosの文字が反転して見えている絵なので

画家の意図をぶっ壊したなんも考えてない酷い改悪処理となっているバカジャネーノ

だがそれがイイ!

↑ザ・ルビナーズも他のビザークレイのバンド同様に結成は結構古くて’70年位らしい

なのでかなりハードロックっぽい激熱かつアドリブ多めな演奏で

アイドルっぽいソフトなイメージと違う暴れっぷりに観客もオレも驚く事しきり

 

 

タイトルとURLをコピーしました