もうひとつラモーンズがカヴァーしライヴでも演ってるサーフ・バンドのナンバー
『サーフィン・バード』について
. The Trashmen – Surfin’ Bird(’64 Garrett)
ザ・トラッシュメンはミネアポリスのサーフ・バンドだ
て
ミネアポリスは北米大陸のど真ん中で海なんて全く無いじゃ〜ん ←よくありがちな事象
ラモーンズは3rdの『Rocket To Russia(’77)』でカヴァーし
件のThe Rivieras『California Sun』と同じく”It’s Alive”にも収録と
両者よく似た感じでお気になガレージ・クラシックな模様
ま
クラシックって云っても当時の感覚じゃあ10年程度古いだけで頭にぶっささってた曲だったんだろうけど
’60s→’70sの音楽スタイルの変わりようの速さは恐ろしい子よのぉ
そんな中!
ザ・トラッシュメンはアルバム1枚ポッキリで終わってしまったようだが
一発目『サーフィン・バード(’63)』の大ヒット(全米4位)の勢いで7″は20枚位はリリーッスされたようだ
前述のザ・リヴィエラスに比べ演奏の実力差/志や楽曲制作能力の高さは明らかで
ギターがマイウ〜だし他楽器も抑揚を上手くコントロールしてアンサンブルもキマってる〜
大都会辺りのメジャーなサーフ/インスト・バンドはレコードじゃあ誰が演奏しているのか解らないってのが定番だが
ザ・トラッシュメンは確実に自分達自身と思われ(あくまで個人的推測です)・・・
さすがだ!
また
『California Sun』との共通点は”Surfin’ Bird”もオリジナルが黒人R&B(Doo Wop)である点
”Surfin’ Bird”はドゥー・ワッパーのThe Rivingtonsの二つのヒット
“The Bird’s the Word(’62)” と “Papa-Oom-Mow-Mow(’63)”を合体させたモノだが
小生は長らくこれをそれらのカヴァー曲だと信じ込んでていたんだが・・・
どうもザ・トラッシュメンは適当に自分達の作曲クレジットにしようとしていたトコロ←よくありがちな事
ザ・リヴィントンズ側から訴訟をちらつかされ押っ取り刀で訂正したらしい事がわかったのでR
これがホントの・・・バンドのクズやー なんつて〜〜〜
あと
オレ達(一人です)のザ・クランプスがラモーンズより一年遅れで1stシングル(’78)で
『サーフィン・バード』をカヴァーしそれは後に渡ってバンドの看板ナンバー化される事に
B面はジャック・スコットの『ザ・ウェイ・アイ・ウォーク』で
ガレージ&ロカでその後のバンドの方向性と先人へのリスペクトを宣言した

未発表に終わりながらも内調最高なGreat Lost Albumとラジオのインタヴューも入った確実な演奏が心地良いライヴ盤はSundazed(’90)から