クイックシルヴァー・メッセンジャー・サーヴィスって

プログレッシヴロックはパンクロック

アルバムデビュー前に主要メンバー二人がマリファナ所持で何年も収監されたり

その後もポツポツとメンバーが脱退したり別の大手バンドに引っ張られたり

普通ならもうとっくに解散してるような状況でちょこまか異動が激しくて

どの時期に誰がいたとかよく把握出来ないレベルなんだが

この6枚目になると

小生贔屓の超激フリーインプロヴィゼーションギタリストのジョン・シポリナも脱退してしまい

まさに換骨奪胎状態になってしまっている

 

.      Quicksilver – Quicksilver(’71 Capitol)

 

しかし

今度はクイックシルヴァー名義でタイトルが『クイックシルヴァー』なのかよ

むぅ士郎

初心に帰ったつもりかてか

1stはバンド名Quicksilver Messenger Serviceの『Quicksilver Messenger Service』

2ndでバンド名が短くなってQuicksilverの『Shady Grove』

3rd~4thは何故かQuicksilver Messenger Serviceに戻って

5thがQuicksilverの『What About Me』と

おいおいバンド名どっちなんじゃ〜い

 

ちなみに

Quicksilverってのわ辞書で真っ先に出てくる「水銀」や「きまぐれな」って意味じゃなくて

「おとめ座の守護星=水星=(Ry」という事からの命名らしい

要は”Happy Trails”に描かれた乙女はそういう事だったんですね

 

んで

このアルバムではもうジョン・シポリナはいないしサンタナ風のラテン風味が高まって

初期の長尺ギターソロで聴かれる

ヘルプ・ユアセルフと共通するフィールはあまり感じられなくなってしまったが

やっとムショから出て来たVo.のディノ・ヴァネリが頑張っているし

各パートのプレイヤーも実力があって

ぶっといグルーヴと独特な宗教的高揚感で押してくる素晴らしいアルバムとなっている

QMSはレコーディングよりも・・・いやレコードも最高なんだが・・・

ライヴバンドとしての人気が圧倒的で初期のオリジナルメンバーがいなくなった時期のライヴを

つべで見てもその実力はすぐに伝わってくる

なので解散後にいろんな名義で再結成していて数多くのライヴ盤がリリーッスされている野田

 

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