ハード化したナッツの二粒目
ただしどこか気高いフィールがあり単純な強さ/重さのハードロックって感じでもない
. Nutz – NutzToo(’75 A&M)
てか
元々ブラックサバス的な要素も持ち合わせたヘヴィなバンドだったみたいで
1st時はプロデュースでプログがかったハードポップの方向に持っていかれたのかもしれない
(1stのプロデューサーはカリスマ・レコーヅ系やロキシーやクイーンのジョン・アンソニー)
※あくまで個人的想像です
ナッツのギタリストMick Devonportは華麗なテクと素晴らしいロック・スピリッツを持った
当時のUKでも有数の人物だったのでさらなるハードロック化は自然かつ容易な事だった
昨日1stを「クイーンっぽい」と書いたが・・・
この2ndではむしろザ・スウィート(中後期)寄りになっている
と云うのも
作曲にさらに磨きがかかってヒット性のあるポップ&キャッチーな曲が多く
「あれ?この曲って誰のヒット曲のカヴァーだっけ?」と思うと彼らのオリジナルだったりして
みたいな曲の多い事しきり
また
つべで動画を見るとドラムスのJohn Mylettもセンス&ガッツ抜群で
The Sweetもドラムスがまるでリード・ドラムが如く曲を支配していた事も相まって
両者の相似性を感じてしまうのだった
ただし
ナッツのアウトフィットには全くグラムロッカー的な要素は無いんだが・・・
ルックスはカッコ良くアイドル性があるイケメン揃いだ
ジャケのデザインと写真は1st同様にジェフ・ハルピン
ワケのわからんエロいコスの女性モデルが彼の奥さん?なのも同様だ
(予算がなかったのか夫婦の趣味なのか)
↑レコよりライヴの方が魅力あるかもな演奏
ドラムセットの配置はコージー・パウエル派(タム水平/左右対称)
3rdのタイトルは『Hard Nuts(’77)』となり更なるハード化がなされたようだが・・・
当方未だ補完されていないので聴くのが楽しみでR
(実はさっきまで買ったつもりになっていたけど探しても無かった
また4thはライヴ盤だが見た事無い)