ナイジェル・ハリソンはUKのお洒落番長の部下だった
. Silverhead – Same(’72 Purple / Signpost / 東芝音工 日本盤は’73年発売)

これ実はイラスト
前述チェッカード・パストの結成で’70sにはシルヴァーヘッドのヴォーカリストであったマイケル・デバレスと
そのメンバだったナイジェル・ハリソンは再び邂逅する事になったワケだが・・・
そんなシルヴァーヘッドは一応グラム・ロッカーとして大々的に(日本で)プロモーションされたけれど
音楽性は所謂グラム(子供向けR&R)と云うにはかなり成熟しており姿勢もマジっぽく
ハードロック一歩手前の方向性だったのはパープル・レコーヅ社製故だろう
故にプロデューサーはパープル系ハード専門職人マーティン・バーチだ
基本ローリンストンズ系のホワイト・ブルージーなねちっこいロックで
石系グラムって意味ではニューヨーク・ドールズっぽいような気もするが
(後にブロンディに加入するって歴史的には納得出来なくもない?)
何故かかすかに土臭いアメリカンな田舎っぽさが通底しているのが味
石のカントリー期狙いとでも云いま唱歌見かけの割には妙な和み感があるバンド
なので
別に無理矢理過剰にグラマらなくても良い感じもするがマイケルはメイクして着飾るのが日常だったらしい
そういう中途半端さが徒となったのか日本でしか話題にならなかった典型的Big In Japanだったという
ただし
よく聴くとナイジェルのベース・プレイが凄くて全編にわたって最初っから最後までリード・ベース状態なのが異常
のっそりステディにクセっぽいリフを間断なく弾きまくっておりこんなヤツ他に居ないだろうレベルだが
逆に悪目立ちしてベースの役割を超えてしまっているかもしれない
(ナイジェルが名手って評判を聞いた事が無いような)

東芝特有のむっちゃぶ厚くて豪華なブックレットだが・・・書いてるライターの名が今では一人も解らない状態
むぅ士郎
人に歴史アリよのぅ