パンクじゃないのにもかかわらず

プログレッシヴロックはパンクロック

パンク勃興時にパンク的に売られたアーチスト達シリーズ

 

.     Tonio K. – Life In The Foodchain(’78 Epic 1st)

 

この人(Steve Krikorian及びSteven Kay)

実はかなりの大物作曲者でパンク以前からも活躍するにもかかわらず

日本ではあまりに認知されておらず

現在ではレコを見かける事も少ないが

当時はパンク的な範疇にも入っていた謎のシンガーソングライター

謎ってのも理由があって

あえて顔を隠して匿名性を高めている戦略のようだから

ま

ジャケ写真もよくわかんないんだけどね

パンクなのかそうでないのか曖昧なのは

本質はディランズ・チルドレン的なSSWで

曲自体の攻撃性や革新性よりも歌詞(メッサージ)重視の為と思われ

(当方歌詞はイマイチ不明)

ヴォーカルは

例えばグラハム・パーカーやエルヴィス・コステロ辺りに通じる

声質と節回しで怒りを露わにするシャウターぶりは

充分にパンク・バンドのフロントマンとして聴けるパワーとポテンシャルがあるんだが

曲自体が基本オールドウェイヴで

結構ワイルドにしようと頑張ってるんだけど

パンクの過去と決別したような斬新さやキレっぷりは無く

ぶっちゃけ平凡でブルージーで伝統的

そこが残念なトコロだが

指向性としてはパティ・スミスやガーランド・ジェフリーズに近い感じと云えま唱歌

要は

洋の東西にかかわらず

フォーク出自のパンカーが音楽としては弱々で薄っぺらでカビが生えているのは

証明され続けている事なのでR

(8回目)

 

小生このアルバムしか聴いていないワケだけど

’60sにはガレージ・プログ・パンクのThe Raik’s Progressてのを演っていたり

’73~’74にはスティーヴ・クリコリアン名義でバディ・ホリーのバンドだった

ザ・クリケッツと2枚アルバムを残していたり

はたまた

ソングライターとしてはジャンルを超えた数々の著名アーチストに楽曲を提供する

八面六臂の活躍をし

また

TonioK.を含むソロ作ではこれまた大物ミュージシャンが客演をしており

この1stでもアコーディオンはガース・ハドソンだし

ギターはアルバート・リー/アール・スリック/ディック・デイルと

新人のデビュー作としては異例な大物が顔を並べている

(多分後のシルヴァー・コンドルの連中を中心に編成)

て感じで

「一体何なんだこの人は」てのが正直なトコロだが

あまりに日本語情報が無くまさにアンダーレイテッドな人の代表すなぁ