日本公演の実況録音盤がディスコグラフィの頂点に輝くバンドはチラ〜っと考えただけでもいくつもあるが
このジューダスのライヴ・イン・ジャパンもまさにキラーな完璧な仕上がりの上
全アルバムの中でもトップクラスの売り上げを誇るこの時点でのベスト盤となっている
. Judas Priest – Unleashed In The East (Live In Japan)(’79 CBS / Columbia / Epic)

実際はA面には5曲入っています
ただし
有名な話だがホテルの空調で喉を壊したロブ・ハルフォードのヴォーカルがあまりに酷かったので
後にライヴ的な環境で取り直しほぼほぼ差し替えられたと云われている
B面冒頭の「Diamonds And Rust」のMCが妙に声が荒れているんだが・・・
そこはライヴ録音をそのまま残したんだろうか
(あくまで個人的推測です)
駄菓子菓子
全体的にオリジナルのスタジオ盤の歌唱と微妙に節回し等を変えており
フェイクを交えたりアドリブっぽいアクセントを加えてライヴ感が出ているし
ほぼほぼライヴをそのまま使用しスタジオ盤よりかなりスピードアップしている
楽器隊の演奏とも違和感無くミックスされており
んな事知らなきゃこれはこれで全く問題無いのだった
また
そこはどこまでリアルな録音だったのか不明だが観客の歓声も妙に可愛く挿入されている
当時日本の観客はおとなしくて受けているのかよくわからず不気味だろよく云われたが
逆にツボを弁えていてミックス時に使いやすかったんやないやロカ
(あくまで個人的想像です)
日本盤は開催国特権で?4曲入り7″EPが付いてくるセミ2枚組となっており
リイシューCD化の際にそれらの曲が組み込まれるまで世界のメタラー羨望の的だった野田
(あくまで個人的想像です)
また
前作でのUS盤のみ?に収録されていた”The Green Manalish”が
やっと日本及び世界のマーケットでも遅ればせながら拝聴可能になったという朗報も忘れてはならない
ちなみに
海外盤ジャケは下部に漢字風フォントで『Live In Japan』の文字がレイアウトされている中
日本盤だけが『 Priest In The East』と上部に筆文字で書かれデザインどころかタイトルまで違い
ジューダスの日本市場に於ける扱いの特殊性がえろえろと目立つ盤となっているんだが
そんな中!
(初回のみ?)裏ジャケ表記からA-4の”Ripper”が抜け落ちているという
とても立派←とは云えない大誤植を犯してしまっているのだった
このアルバムからライナーノーツ(伊藤のみ)『ヘヴィ・メタル・ロック』という呼称が導入され
『ハード・ロック』と共用されるようになってきた
ドラマーはレス・ビンクスだが計算された構図の写真に何故か写っていないのが気になる・・・