ライヴ盤を挟んで

プログレッシヴロックはパンクロック

ロジャー・チャップマンのソロ3枚目は

 

.         Roger Chapman And The Shortlist – Mail Order Magic(’80 Line)

 

ロジャー・チャップマンの確かなミュージシャンをかき集めてくる能力には卓越したモノがあるが

この盤での参加ミュージシャンてかリズム隊も何やら濃いな

ベースがジョン・ウェットンってのはファミリーからの仲だけど

エゴの強そうな一流同士でいつまでも関係が良いってのは案外貴重

ドラムスにはジューダス・プリーストのレス・ビンクスに

ジミヘンのエクスペリエンスを支えたミッチ・ミッチェルと

パトゥー系のジョン・ハルシーって・・・

なんじゃこの系統バラバラながらのオール・スター大集合ってば

 

そもそもバックバンドのAnd The Shortlistってのが通好みの手練れ職人揃いなんだが

Meal Ticketやら Juice On The LooseやらSlim Chanceといった渋い処の大人パブに

Heavy Metal KidsやGlitter Bandと言ったグラムと

ボズ・バレルを含むexキング・クリムゾンというプログレ社中が入り乱れる

常識的に考えてありえない編成のガイジン部隊なのだ

こんな猛者を統率できるのはロジャチャプだけ〜〜

 

んで

この盤は決して悪くは無いワケだが・・・

時は戦国ポスト・パンクな1980年に古参オールドウェイヴァーがいくら支え合っても

彼らの生きる余地など・・・無ぇ!

頑張ってしこーしモダ〜ン・ポップな感じもあるけれど

どこかもの足らない感は今聴いても否めないのよね

 

残念ながら

これ以後のRoger Chapmanの道のりはエサ箱で殆ど見る事が無く補完出来て無い故・・・

Familyの項 終了〜

 

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