帯ロゴで

プログレッシヴロックはパンクロック

パンク・キャンペーン始まったよ(二回目)

TVは関係ないけど勢いで・・・

 

.     Patti Smith Group – Radio Ethiopia(’76 Arista 2nd 日本盤は’77年)

 

(Patti Smith Group名義では1st)

1stに比べ楽曲&唄いっぷりが随分と安定感のある所謂ロック/ポップっぽくなったのは

パティがあえてそれを懇願して選んだと云われるエアロスミス等を手がけるヒット請負王道プロデューサー

ジャック・ダグラスのおかげなんやロカ

A-1″Ask The Angels”なんて普通にヒットチャートに躍り上がりそうなキャッチーさだもんな

ただし

ちゃんと音を厚塗りに造り過ぎていてパンクっていうよりハード・ロック的な印象で

発表当時も小生子供ながらさすがに違和感があったのよね

これはセックス・ピストルズでも同様だったが

駄菓子菓子

総ては12分の長尺タイトル・ナンバーであるトコロのBラス”Radio Ethiopia”の為の偽装工作だったようだ

『ラジオ・エチオピア』は徐々にアヴァンギャルドなノイズ・イクスペリメンタルに展開される曲で

要は冒頭とは打って変わったアンチ・コマーシャルでやりたい放題なナムバー

パティの歌唱(朗読)は嘔吐するかのごとく不気味にのたうち回り後のゴスの先駆けとなり

そこでわ(1stでも若干聴かれたが)レニー・ケイがトム・ヴァーラインが好んだよ13 Floor Elevatorsっぽい

チョロチョロピョコピョコヌラリヒョンなノイズ・サウンドを全面的に展開し

これでもかと云うようなフリー・ミュージック的なオーヴァーダブが盛られている

もしかしてそれってトムの好みってよりパティ自身の趣味だったのかな

 

このアルバムにはトムやロバート・メイプルソープ(ジャケ写)と云った穴兄弟軍団は出てこないが

アラン・レイニャン(今回は作曲)だけはまたもやすわキャバクラ押っ取り刀で馳せ参上と

もうパシリてかアッシー君状態

 

しかし

エチオピア/アビシニアって云うからレゲエっぽいアルバムなんかなとお思いのゴキ兄もおられるかもだが・・・

明確にそういった曲はA-2″Ain’t It Strange”の1曲しかないのだった

(それも微妙なレゲエっぽさだ)

(エチオピアは19世紀に初めてその地を訪れた白人と云われるランボー由来)

 

’77年発売なので話題のPunkに早速乗っかったが『ストリート・パンク』って帯叩きも謎だな

ストリートじゃないパンクなんてそれは最早パンクじゃないだろうし・・・

まだ時は戦国

『セクシー・ピストルズ(森脇)』なんて紹介されていた時代の悲喜劇だ

 

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