懸案の

プログレッシヴロックはパンクロック

ザ・チューブスにジャック・ニッチェが編曲した曲が入っている盤の例その二・・・

 

.     The Tubes – Young And Rich(’76 A&M 2nd)

 

ただし

先述のフレイミン・グルーヴィーズ同様にそれはA-5『Don’t Touch Me There』1曲だけの

ワンポイント起用

ただしただし

フレグルのパティーンと違う点はキッチリ代用フィル・スペクターとしてのオーダーで

紅一点女性ダンサー/コーラスのリー・スタイルズが初めてリード・ヴォーカルを取って

いかにもザ・ロネッツ的な曲調に合わせ

豪華に煌めくストリングスをバックに正統ウォール・オブ・サウンヅを展開と

まさにジャック・ニッチェにしか出来得ない仕事をこなしたと云えま唱歌

(ジャケ写の手もリー)

また

全体のプロデュースはデヴィッド・ボウイ他の仕事で有名なケン・スコット

前作にボウイーのパロディーで激似テイストの曲が(2曲程)収録されている事を書いたが

実は前作もケン・スコットに依頼したんだが(スケジュール的な?)都合でそれがかなわなかったとの事だ

他にアレンジャーはもう一人スティーリー・ダンやトト等で有名なデヴィッド・ペイチもいて

バンドの後のトト勢との結びつきの深さを予感させる

 

んでででででででで

このアルバムも前作同様パロディー的にさまざまなジャンル・・・

ディスコからついにはロカビリーに至るまでを自在に引用/模倣しており

複雑に変化する楽曲を非常にテクニカルな方法論を用いてまとめ上げている

まさにプログレッシヴ・ロックと云うべき作品だが

つべにあるアルバム発表以前のレアなライヴ動画を見ると

バンドが元々ジャズ/クロスオーヴァー/ファンク出自だったっぽい事がわかり

そんな素養から1stよりスティーリー・ダン的な方向に寄っていっている感がわかろうもん

 

ザ・チューブスのジャケや衣装ステージ・デザインは

どれも極限まで煮詰められたシンプル&コンセプチュアルなカッチョイイものだが

シンセのマイケル・コッテンとヴォーカルのプレイリー・プリンスは

優秀なグラフィック・デザイナーでもありほぼほぼ総てのデザインを自らで担当しているよいで

裏ジャケのでっかい顔のTシャツもマイケルによるものだ

キャッシュカードの文字部分は実物同様にエンボス加工されている

このアルバムでは件のA-5曲以外で当時はまだ飛び道具的な新興楽器だった

マイケルの効果音的にも使われるシンセ・ワークが特に効いており

それがプログレ感を増大させている

一回国鉄中央線高架の上から下の古着屋の店前に展示されているのを見た事があるが後日行ってみたらもう消えていた記憶あり

 

日本盤は12ページのライナー付きとバンドを売り出す気合いが入っているが

そこにわメンバーの生々しくも楽しいインタヴューが記述されていて

メンバーの気さくで気軽な性格が伝わりとても有意義な内容となっているのでR

ロッキー・ホラー・ショーのパロディー説もアリ

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