探偵社の二枚目は

プログレッシヴロックはパンクロック

発売レーベルはスワン・ソングながらジミー・ペイジはクレジットから存在が消えて

プロデューサーはロバート・パーマー等を多く担当していた中堅処のスティーヴ・スミスにチェンジ

1stと同年に矢継ぎ早にリリーッスされた

後にマイケル・デ・バレスがロバート・パーマーの後任としてザ・パワースティションの

新ヴォーカリストに抜擢された人事異動を鑑みるにスティーヴとの何らかの関連があったと思われる

(あくまで個人的推測です)

 

.      Detective – It Takes One To Know One(’77 Swan Song)

 

ただし

ツェッペリン・クローンのような音楽性はまんま引き継がれほぼほぼ兄弟アルバム的な感じだ

例えばゼップのロケンローそっくりのアレンジの曲なんかもあるし

全体的にどっかで聴いたリフや唄い回しをかき集めて作ったアルバムって感じだが

若干音質てか例えばドラムスの皮の張り具合(録り方)が普通っぽくなったのか

1st程のベタベタな相似感は薄れて音像は軽い印象になっている模様

あと

初期に喧伝されていた「ファンク」は恐ろしく後退し見る(聴く)陰も無し

(クロスオーヴァーっぽくなってる部分はある)

バンドはこの後プロモ盤だけのスタジオ・ライヴ(’78年)を残し非常に短命の内に消えてしまったようだが

sんまり売れなかったんだろうなぁ

(1stは今でも結構な頻度でエサ箱に落ちている)

 

ライナー解説(大貫)を読むと・・・

「本気になったディテクティヴの時代はこれからだ!」みたいな檄を飛ばされておられるが・・・

時は戦国パンク燃えさかる’77年にこんな前時代のコピーキャットなハードロックが流行るはずもなく

以降のハードロックの主権はパンクの勢いを借りてきたNWOBHM(メイデン)に取って代わられたのだった

要は1stの方が純度や硬度あるいわネタとしてのフレッシュさがあってより良かったって感じです

(Kingdom Comeによるクローン祭りが’88年って事は10年先を読んでいたとも云え魔性か)

しかし

あんたもクイーンから急にロンパンに乗り換えたはずなのに毎度適当な提灯太鼓持ちよのぉと呆れる事しばし

(リアルタイムのライナー分は最高に為になる)

キングダム・カム(全ツェップ・クローン対決トーナメント大会)の登場は7年後予定

タイトルとURLをコピーしました