キラースだけど・・・

プログレッシヴロックはパンクロック

松嶋尚美もポール・ディアノも在籍していません

 

.          Killers – Killer(’78 Ariola 本物)

 

このバンド

件のThe Dronesと同じようなタイプでゴリゴリのハード・パンクでハードコア一歩手前感アリ

んで

何故このフォーキーなパンクの部門にヤツらがいるかと云えば・・・

所謂『The Weight症候群(The Band)』の中の人達なのだー

と云っても『ザ・ウェイト』でわなくて『I Shall Be Released』の方をカヴァーしてるんだけど・・・

こっちがA面だしぶっちゃけどっちでもいー

(何だお前)

 

『アイシャルビーリリースト』と云えば往年のフォーク村のオサーン達にとっては

何故か懺悔の念で涙の土下座をして拝聴していた神曲と言い伝えられるが

(あくまで個人的伝聞です)

何でそんないわくのある名曲をあえてパンカーがカヴァーしたのかは不明だ

ダムドがビートルズの『ヘルプ』を破壊的なスピードでカヴァーして意味を変換したり

ディッキーズがサバスの『パラノイド』をパロディー的に嘲笑化したのとも違い

キラーズにはそんなオールドウェイヴァーへの批判や悪意みたいな意図は感じないのよね

 

そもそも

今の情報は知らんけど

リアルタイムではこの(ジョー・クール&)ザ・キラースは謎の存在で

ミニコミみたいな雑誌の片隅にあるちっさいジャケ写以外の情報は全く無かったワケだが

(勿論日本発売無し)

要はRaw Recordsのバンド群や前述ポーク・デュークスやモンクスのように

結構前歴のあるミュージシャンが匿名でビジネス・パンクをしてるのかなとも考えていた時期もありました

他にSDGの『Gimme Some Loving』もカヴァーしているけど

どれもギターソロはネッチョリと堂に入ってチョーキングも決まっており

ベースはリード・ベースって位に安定してドライヴするし

他の凡百の僕ら初めて楽器を持ったのが半年前みたいな

生粋のモノホンのパンカーとは思えないレベル(領域)の演奏と思われる

その上

UKのマイナーなパンク・バンドがアリオラっつうドイツの歌謡曲やディスコまで出してた

ごく普通のメジャーレーベルからリリーッスされたのもよく解らない

(UKではAriolaはPyeがディストリビュート)

 

なので

このレコはメジャーから出た初期パンクの中でもかなり激レアと思われるが

小生は銀座数寄屋橋に広大なハンターがあった頃昼休みにいりびたっていた際に

まさかの¥1400で初期パン界の凶器を掘り出してゲトーで密かに狂喜したのでR

西新宿ザマア ヒャホホーイ

タイトルとURLをコピーしました