面子を見ると

プログレッシヴロックはパンクロック

前述『Another Green World』でセッション参加していたミュージシャンも多く見受けられる

イーノ史最初の?アンビエント盤

 

.    Brian Eno – Music For Films(’76 / ’78 EG / Poiydor)

 

ポートレートは人気グラムロッカー卒業

元来は架空の映画に使うサントラ音源集のような意図で数年間にわたって録り溜めた音源を

’76年に500枚程度を映画関係者に配布したモノだが’78年になって一般に販売された盤

20曲位(組曲みたいなのがあって数え方が微妙)の短く断片的な曲てか曲以前の

アイデア・スケッチ/サンプルみたいな小片のとりとめもない集合体

主にエレクトロニカ(シンセ)な環境音楽系インストで

聞いてて楽しいというより落ち着いて催眠的なBGM的なモノで

気になら杉て寝てしまうてか良く言えば瞑想するのにいーの←かなって感じ

従来のイーノのポップな側面を期待して購入された層には

「なんじゃこれ」と泣きたくなるような作品だっただろう

これがホントの・・・アーンぴえんと なんつて〜〜〜

駄菓子菓子

当時のイギリスでオリコン55位の売り上げ記録したと云うから驚きだ

 

架空の映画の為にリリーッスされたと云うが

実際にいくつかの映画でのサントラに使用されており

例えば

初期アダム&ジ・アンツやチェルシー等が収録された前述のパンク映画『Jubilee cert X』では

“Slow Water”が使用されている

B面は実験的でプログレッシブな曲が並ぶサントラと云うよりナイスコンピ

 

そういえば

昔企業のTVコマーシャル制作企画の仕事をしていた時の話なんだが

音楽屋さん達のこの辺りのイーノへの信奉/頼りっぷりは絶大で

BGM的な場面に当てられる音にはだいたい「イーノっぽい感じで」みたいな説明や仮音がつけられていて

毎回「はぁそうですか・・・」と何とも云えない諦念にも似た感慨を持った事を想い出した次第でR

 

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