3枚目で

プログレッシヴロックはパンクロック

Gull Recordsを離れてCBSに移籍てか昇格したジューダス・プリーストだが

音楽的にはその三枚までが初期ジューダスのひとくくりって事で良いで唱歌

前作の『Genocide』で呟かれた「Sin After Sin〜」のフレーズが予告となったタイトルを冠しての・・・

 

.     Judas Priest – Sin After Sin(’77 CBS / Epic)

 

音楽的にも1st〜2ndでのバーミンガムの伝統とも云えるヘヴィかつゴシックなロック観を引き継いでおり

プロデュースするのはバンド自身とロジャー・グローバー

要はブラック・サバスの邪悪さとディープ・パーポーの疾走感の合体と云った感じだが

ただし

我思うにジューダスの持っている『オカルティックでマイナーな曲調にもかかわらず妙に明るくノレる』と云う

一見相反するようだけど何故か違和感なく共存する単純明快なロケンロー性は

実のところブルー・オイスター・カルト・・・例えば”ME 262″辺りの感性に近いのではないで昇華

(あくまで個人的見解です)

 

また

このアルバムでの新機軸はフォーキーを取り込んだ事

A-4”Last Rose Of Summer”はギターソロ以外は田舎風味の穏やかなアコギをバックに

ゆったりダルなふいんきで伸びやかに唄われるモロなフォークソングだが

さらに

彼らの代表曲とも云えるA2”Diamonds And Rust”はジョーン・バエズがボブ・ディランから

インスパイアされ’75年にリリーッスされた美しいフォークソングのカヴァー

生粋のハードロッカーが何故この物憂げな曲をヘヴィーにカヴァーしようと考えたのかは想像が及ばないが

メロディーの中に潜むドラマチックな悲劇性に注目したのだろうか

それわともかく・・・

Joan Baezは件のGlastonbury Fayreの出演者の一人だったのです!

むぅ士郎

点と点が繋がって線になって目が点になったーーーっ

んでででででででで

『ダイアモンヅ〜』はガル時代にすでに一度録音されておりガルのベストに収録されたりしている事も

1stから3rdまでがワン・セットになっていると主張する根拠でもあるのです

リチャード・アヴェドンがサントリーの広告の為に撮った(多分不使用)ジョーン・バエズ 昔開催されたアヴェドン写真展の終了時に本来廃棄されるべき紙焼きだが何故か小生が保有(勝手に時効)

 

<毎回変わるドラマー氏>

この盤でドラムス担当者はサイモン・フィリップスにチェンジ

プレイは「前任者は何やってたんだ」と怒ってしまうレベルで凄まじく優秀

ビートの正確さ/変幻自在なノリの創造性/多彩なテクニック等は言うまでも無い事だが

例えば単純なビートが繰り返されるような場面でもイチイチ細かいフィルインや

ハイハットのピシッってのを挟み込んで単調さを感じさせない工夫に励んだり

ぶっちゃけ1stや2ndもサイモンで録り直してもらいたい程だ

サイモンはセッション・マンとして知られているがこの時点では一応正式メンバーとなっていたはず(調査ちう)

駄菓子菓子結局南極在籍していたのはこの一枚こっきりだったのよねナンナンダヨ~

そうそう

そういや前述のゲイリー・ボイルの1stソロ『The Dancer(’77)』でも

サイモンは縦横無尽に叩きまくっていたけど・・・その流れでの参加だったのかな?

(あくまで個人的推測です)

とにかく

点と点が繋がって線になって目が点になったーーーっ

(て程でも無い)

 

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