て事で

プログレッシヴロックはパンクロック

一枚遡って3rdアルバム・・・

 

.    Elliott Murphy – Night Lights(’76 RCA)

 

・・・を聴いてみる

当時エリオット・マーフィーはブルース・スプリングスティーンと同等の資質/可能性を有する

ディランズ・チルドレンのライバル同士と見なされていたワケだが

現在での知名度/集金力そして実力の差は云うべくもなく

“アメリカン・ヒーロー”の活動は主にヨーロッパ(フランス?)に移行しているようだ

(この辺もショーン・タイラに何となく似ているてか・・・そこに勝者はいたのだろうか)

このアルバムも悪くは無いんだろうけど

ジャケ写のプレ・パンカー的な孤高の反逆ロッカー然としたカッチョE立ち姿に比べ

やっぱ次作『Just A Story From America』にあったような甘い芸能臭さが鼻について

「レコード会社に操られまくってるんやなぁ」という情けなさを感じてしまうのって・・・

ワタシだけ〜?

だいたい

のっけから無駄にリフが異様に長くて冗長にリフレインされまくる

A-1『Diamonds By The Yard』の印象が悪いのよね

(ただし曲は良いんだが←何だそれ)

あと

1st〜2ndでもそんなノリがあるけど

Aラス”Abraham Lincoln Continental”なんかの様に

キャロルとか日本のフォーク出自のニューミュージックみたいな

妙にまるで和風ロックンロールのノリを感じさせる外人作とは思えない曲とかもあって

「あぁ やっぱブルース・スプリングスティーンに比べてフォーク成分が高くて

ロックのビート感に弱い・・・要は歌詞で聴かせるタイプの人なのね」

なんて思う事しきり

あと

本人のギター・プレイがだせぇのも原因か

(あくまで個人的見解です)

ただし

BSの作詞能力は狂気を孕んでいるレベルに恐ろしく研ぎ澄まされていて

エリオットどころか他全ミュージシャンの追従を全く許さないワケだが

 

駄菓子菓子

そんな中!

実は

このアルバムに限らずエリオット・マーフィー・バンドはこの後ずっと(前述4thを除く)

ザ・モダーン・ラヴァーズとかクリミナルズとかあの辺のNYパンカー残党の再雇用先だったのだ!

よっしゃ〜

点と点が繋がって線になって目が点になったー

そう!

このアルバムも基本面子は

浪人時代(ザ・モダンラヴァーズ→トーキン・ヘッヅ前)のジェリー・ハリスンが鍵盤

ザ・モダンラヴァーズのアーニー・ブルックがベース

パーリー・ブラザースのアンディ・パーリーがドラムス

そこに

ビリー・ジョエルとかダグ・ユール(ヴェルヴェット。アンダーグラウンド)等も

ゲスト参加する別働隊も加わるんだが

以降の活動ではトニー・マシーン(NYドールズ/クリミナルズ)がドラムスのパティーンも多いのだった

いや

このメンバーで何でこんな緩くて旧来のオールドウェイヴィーなガチガチのプロデュース先行な

ショービズ・ロックになっちまうんだちう謎多き杉る疑問がデカいんだが・・・

(プロデューサーはルー・リード等を担当したスティーヴ・カッツとエリオット本人の共同作業)

また

B-3『Lady Stilletto』はパティ・スミスを唄った歌と云われているようだが・・・

YES!

とりあえず

ギリギリだけど『エリオット・マーフィーはパンクの隣人説』は

それほど間違ってはいなかったて事でおkかな

 

ただし

これ以上はエリオットやブルースの追求わしないキリッ!

 

 

☆イーノとアメリ圏 →トーキン・ヘッヅ→モダラヴァ→ビザークレイの項☆ おしまい

ふぅ

結末を忘れそうになる程長い台本だったZ

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