ヴェルヴェット・アンダーグラウンドからディープ・パープル系に関わったドラマーは・・・
マーク・ナジーフ(ノーシーフ/US)がいる
末期VUのツアー・メンバーを経て後期エルフに参加→
イアン・ギラン・バンドやジョン・ロード/グレン・ヒューズのソロ等を歴任と
パープル人脈総ナメ状態(彼らは人脈使い回しが得意)→
その後シン・リジー系のドラムスも次々と拝任(後述)という経歴
そんなエルフの3rdはもう貼ったのでIGBから聴いてみようか
. Ian Gillan Band – Clear Air Turbulence(’77 Island 2nd)

正直
イアン・ギランの無駄に威嚇的なシャウトが神経に障って積極的に聴きたくないし
ビジネス・メタル臭が強くて(何だそれ)ギラン系はスルーしているんだが・・・
ぶっちゃけイアン・ギラン・バンドは・・・プログレてかジャズ・ロック
ただし帯叩きでもお解りいただけたであろうが
「鋼鉄の〜」とか「爆撃的ヘヴィー・メタル・ボーカリストのスーパーキング」なぞとバカっぽく謳われ
パープルを辞めて「ロック界から足を洗う」宣言をしたにもかかわらず
立ち上げた新事業の失敗で昔の名前で音楽活動に戻らざるをえなかったギランの
「元パープル」のイメージを払拭したい意思とは逆方向の言わばレコード会社の裏切りとも思える
HR/HM方向へと煽現実離れしたプロモ展開がなされた結果?
現在までIGBが正統的なプログレとして扱われたりプログレのエサ箱にぶっ込まれた事は一度も無く
むしろ新パープル結成の間の中途半端な繋ぎ活動としてのイメージのみが定着してしまったのでR
これがホントの・・・裏ぎらんかな? なんつて〜〜〜
(あくまで個人的見解です)
駄菓子菓子
ベースには前述クォーターマス他のジョン・ガスタフスン
ギターはザ・スペンサー・デイヴィス・グループ他の手練れセッション系のレイ・フェンウィック等で組まれ布陣は
高度なプログレッシヴロック/クロスオーヴァーを展開するのに充分な体制
むしろ
ただパープルの過去から逃げたかっただけと云うHR原人イアン・ギランが
その面子で最も浮いているんじゃまいかという印象さえある事しきり
また
最初期のIGBにはエルフの鍵盤ミッキー・リー・ソウルが(近年まで)正式な録音は残さなかったが
短期間のみ在籍していた事も『パープル史あるある』として忘れてはならない
(その後マイク・モラン→コリン・タウンズに代わった)
マーク・ナジーフは非常に柔軟かつ多彩なドラマーでありかつ
ドラムス以外に数多くの民族楽器を含む打楽器をマスターした奏者で
バリのガムランやジャワ等の東南アジアの民族音楽に精通しメタル界を離れた後には
民族音楽的なソロ作やよくわからんイクスペリメンタルなプロジェクトも数多く組んでおり
中には元DNA(No New York)のイクエ・モリとのコラボも含まれる様な
プログレと云う商業的なロックから真にプログレッシヴな活動へと移行した求道者と云え魔性か
この盤でも何カ所もケチャやガムラン?あるいはアフリカン・リズムを想起させるようなパートがあり
電化されたジャズの都会的な疾走感やポリリズムの揺れの快感がもてはやされたこの時期としては
特異に先進的なフュージョン/プログレ性を打ち出している
これにどこまでイアン・ギランの意思が作用しているのかは謎だ
要は
マーク・ナシーフが(末期とは云え少なくともかつては)実験的なユニットだったVUに雇われた理由は
ただ「スケジュールの空いているセッションマンがいたから」って理由だけでは無いのだった
わかった?!
(あくまで個人的見解です)
