しかし

プログレッシヴロックはパンクロック

イアン・ギラン・バンド三枚目(ラスト)の帯叩き・・・

「ロック史上最強のヴォーカリスト、イアン・ギラン!

更にソリッドに更にヘヴィーに炸裂するハイ・エナジー・ロック・パワー!!」

「来日凱旋公演でヘヴィー・メタルな大迫力のヴォーカルと驚異のハイ・テクニックで

その実力をまざまざと見せつけたイアン・ギラン・バンド。待望のスーパー・ボルテージ最新作」

ちう読んでて小っ恥ずかしくなるクッサイ煽り宣伝文句わナンナンダヨ~

 

.  Ian Gillan Band – Scarabus(’77 Island スタジオ作3rdにしてラスト)

 

2ndの時にも書いたけど

これも引き続きジャズロック/プログに向かっていたバンドの方針や実態とむっちゃ乖離したプロモーションだし

確かに2ndよりはハード寄りに修正してるとしても”ヘヴィー・メタル”的では絶対になく

むしろあくまでファンキー路線をハード目で攻めているレベル

この盤の前に行われた来日公演で結局南極最も受けたのがパープル時代のナムバーだったと云うが

イアンはパープルを踏襲するようなハードロック路線と同じ轍を踏む事は避けていたと思われ

ファン・サービスの為しょうがなくカヴァーしたんじゃまいかな・・・のにもかかわらずだ

また

この時期Deep Purpleを世界中で最も愛していたのが

名作との誉れ高き『Made In Japan』が録音された事により

誇りを植え付けられた日本のオーディエンスの勘違いによって

「あの紫伝説よ再び」みたいな期待感がマックスに高まって

このようなバンドの意思を置き去りにした暴走が許されてしまった感は拭えないが・・・

例えば

P.I.L.が”Anarchy〜”や”God Save〜”を演らなかったと云って憤慨する低レベルの観客と同じく

過去を払拭した意識的なミュージシャンにとっては不幸な事としか云えない

確かに

ファンキーな曲の流れを無視してまで無意味に突然甲高い絶叫が差し込まれるのはイアンの悪い癖てか

レコード会社側から求められてあえてのパープル節をぶっ込んでいるのかも知れないが

それはそれでバンドとマーケティング間の齟齬が禿し杉て心配してしまうレベル

よってこの次作の『Live At The Budokan(’78)』を最後にIGBは解散してしまったワケだが・・・

その後イアン・ギランはもう時の流れ/A&Rの無理強いに逆らうのを諦めて

NWOBHMの先駆けとなるヘヴィー・メタル・バンド”Gillan”を結成し

諦念と云う迎合の下にHR/HM業界をキェエエエー!っと治め君臨したのでR

これがホントの・・・ギランは裏ギラン なんつて〜〜〜

(2回目)

※あくまで個人的史観です

 

とは云え

いくらプログレッシ部を演ってるからと云ってA-1のタイトル曲『Scarabus』が

キング・クリムゾンの”21th Century Schizoid Man”にクリソツってのはいかがなものか

全体的には前述したようにハード気味のファンキーなクロスオーヴァーという印象で

エルフ/レインボー的なノリの良いロックンロールもあったりするが

マーク・ナジーフによる民族音楽へのアプローチはやり杉だったのか姿を消した

リッチー・ブラックモアを追い出した解散前のパープルも同様のファンキーな方向性を指向したが

これによって幸せになった人は誰もいなかったワケであった野田

 

ななんと

そんな『Scarabus』のリフはイアンが1枚分だけ加入したブラック・サバスの

『Born Again』アルバムのA-3″Disturbing The Priest”にて再び(三度)使い回されたのだった

オイオイてかあのさぁ・・・

このアルバムも雄叫びがくどくてあんまり聴かなかったのよね件の

 

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