最初

プログレッシヴロックはパンクロック

成り行き上ムーン・マーチンの話の時に出して来た人だし

ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの枠内に入れても良いかと思ったんだけど

偉大な人なんで考え直して独立させてスッドレにしてみた

 

.     Mink DeVille – Cabretta(’77 Capitol 1st)

 

邦題はななんと『悪魔のパンク・シティ』となっているけど

そもそもパンクじゃねぇし

悪魔=デヴィルじゃなくDe Ville=ドゥ・ヴィルだし

(便宜上ミンク・デヴィルとする)

シティって云うよりVille=村だし

お前滅茶苦茶云ってんなぁって感じがしたけど

西海岸からCBGBのハウスバンドのオーディションを聞きつけ受けに来てそこに収まった経緯なんで

当時まだ未分化状態でなんでもアリだったパンクちうジャンルにぶっ込まれたのも止むおえないし

確かにこの1stは荒削りてかそういう時代背景でそんなヴァイヴもあるし

例えば

先述のMoon Martinの手によるB-2『キャディラック・ウォーク』はネオロカが誕生→爆発する直前の

やさぐれてワイルドなふいんきが溢れ出ている曲だし

B-3『スパニッシュ・ストロール』はいかにも当時のニューヨークのヤヴァい

ヒスパニック系移民がたむろする裏通りを感じさせるじゃまいか

(行った事もないのであくまで個人的想像です)

実は

“Spanish Stroll”は淡々と短いセンテンスを繰り返すダルく醒めた曲調や

一節毎にNYに流れ着いたヤツらを取り上げて唄う歌詞に注目して貰えばお解りいただけただろうが

VUの”Walk On The Wild Street”のパk・・・じゃなくて

ヒスパニック界隈からの返答的な意味合いを持っているまさに裏街道ソング

両者の歌詞の最初に登場するMr.JimとHollyなんかどっちも眉を剃り落として始まる話だからね

そういう意味ではプレ・パンクの条件を満たしていると云えま唱歌

ただし

スペイン/アイルランド/ネイティヴ・アメリカンの血が混ざったウィリー・デヴィルが作曲する

ミンク・デヴィルの曲はR&B/ブルーズ/Doo-WopにR&Rあるいはメキシカン・ミュージック等が

一緒くたになって混ざっておりその混沌がウィリーの巧みな歌唱と共に最大の魅力となっているのでR

 

あと

初期のプロデューサーがフィル・スペクターがウォール・オブ・サウンドを作った際に右腕となった

ジャック・ニッチェ(後述)であるトコロもポイントが高い

ウィリーの実力もあるがジャックの後ろ盾で生涯のキャリアを通じてドクター・ジョン等を始め

著名ミュージシャンがゴロゴロとセッションに絡み

まさにミュージシャンズ・ミュージシャンを体現しているのだった

逆に云えばオールド・ウェイヴに支えられているのでパンク/NW方向のリスナーにはもの足りなかっただろう

実は”Cadillac Walk”をカヴァーしたのもジャックからの提案だったという

 

ハコバンなので件の”Live At CBGB’s〜(’76)”に3曲もIN!

『Cadillac Moon』という上記の因縁を予感したかのような曲を既に演っているのが興味深い

 

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