<Hip HopとPunkを繋いだ

プログレッシヴロックはパンクロック

Chicについての概要>

多分

所謂『ロック必聴ガイド』にはノミネートされないであろうChicだが

時代の転換点を作った最も重要なバンドの一つであり

ギタリストのNile Rodgersは最もロック(白人)に影響を与えた黒人の一人であろう

 

.     Chic – Risqué(’79 Atlantic 3rd)

 

内袋

最初のRapヒットであるトコロの

先述Sugarhill Gang – Rapper’s Delightで主にサンプリングされたのが

このアルバムのA-1″Good Times”なのは有名な話だが

前述の記事と重複するが

物語は

まだヒップ・ホップと云う世界が広く世に知られていなかった’78年の暮れに

後に『Rapture(’81)』を大ヒットさせるブロンディーのデボラ・ハリーとクリス・ステインは

彼らが主催したブロンクスの高校でのヒップ・ホップ・イベントに

黒人ミュージシャンとは云えまだ野良のヒップ・ホップなんて体験した事も無かった(!)

ナイル・ロジャースを招待した事に端をハッスル

シックは字義通り「上品で洗練されてあか抜けた」ディスコ世界の住人だったので

巨大なラジカセを担ぎ大音量で下街を闊歩するような

ワイルド・スタイルの住人とはマジ交わらなかったのだろう

(あくまで個人的推測です)

その後

’79年の9月にシックはNYでブロンディとザ・クラッシュと対バンしたワケだが

(この組み合わせもスゲぇよな)

そこでシックが『グッド・タイムス』を演り始めると

シュガーヒル・ギャングのメムバー達が乱入しフリースタイルラップを始めたと云う

(台本ぽいけど)

んでででででででで

その数週間後にナイルはたまたま入ったクラブのフロアで

DJがシュガーヒル・ギャングが勝手に『グッド・タイムス』サンプリングした

『ラッパーズ・デライト』を回しているのを耳にして→

直ちに著作権違反で訴訟に出ようとしたが→

共同作曲クレジットに載せる事で和解→

『ラッパーズ・デライト』は単にブラック・ミュージックを超えた伝説的な事象となり→

ナイルは自分でカヴァーする程のお気にになったと云う・・・

 

これがシルヴィア&ジョージ・カー→シュガーヒル(ギャング)→RAP黎明期のあら筋だが・・・

そこにNYパンクやロンドン・パンクが密接に関わっていた事がオモチロイし

ヒップホップ/ラップがもっと以前からストリートでは存在していたにもかかわらず

それは録音されて広く販売される物では無く

あくまで即興演奏としてその場限りで消えてゆく物として扱われていたのは

サンプリングが剽窃と見なされ訴訟問題になる事を回避していた所以なのだろう

(あくまで個人的見解です)

The ClashのTeeを気に入った?若きナイル・ロジャースとバーナード・エドワーズ

 

アルバムは

よもやRAPの象徴になってしまうとは想像だにせず

ジャケの通りまさにシック(お洒落)そのもので

レーベルもあえて通常のアトランティックのデザインを使用せずに

特別に黒/銀のクラシカル・エレガントでシックなロゴに変えられている

 

タップ・ダンスの靴音が響くひたすらシンプルで催眠的にリフがリフレインされる

A-3『My Feet Keep Dancing』も秀逸

(つずく)

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