所謂遣英使の一人

プログレッシヴロックはパンクロック

ゲイリー・ライトはスプーキー・トゥース解散後のソロで大グレイク

 

.         Gary Wright – The Dream Weaver(’75 Warner Bros. ソロ3作目)

 

チ^プシックなSF感覚

ウィキ等をちら〜っとヤフーで具具ると

B-1の表題曲がビルボードで2位を記録してスゲェなぞと書かれているけど

帯叩きやライナーだとキャッシュ・ボックスで1位というのを自慢しているな

キャッシュ・ボックスの何が悪いんじゃ

あと

A-1の『Love Is Alive』だってビルボード2位を記録しているのだ

(キャッシュ・ボックスが何位だったかわ知らん)

リリーッス時はそんな大ヒットになるとは全く予想も期待もされていなかったという

この時期小生は毎週順位をノォトに書き写すレベルで湯川れい子&スヌーピーの全米トップ40に食いついていたので

まだシンセが新鮮←だった頃のその独特なスペイシーで無気味(Spooky)に浮遊するメロが

毎週グングンと上位に登って行く様はよく覚えている

 

んで

あんまり違和感が無かったので特に意識しなかったのだが・・・

裏ジャケを読むにあえてそれにこだわったという

アルバム全編に渡ってギター無しの完全なキーボード音楽なのよね

唯一A-5『Power Of Love』のみロニー・モントローズが迎えられて

ノリノリのリード・ギターを弾いているようです

・・・と思いきや

曲最後にやっと出番が回って来たとばかりに

チラ〜っとリードに挑むのら聴こえるけどそのまま一瞬でフェイドアウトとかナンナンダヨ~

ほぼほぼ(特にイントロ付近のみ)地味にリフを刻んでるだけじゃん

何というもったいなさ

これがホントの・・・モン徒労 なんつて〜〜〜

 

まだ産業ロックなんて日本独自のジャンル(揶揄)は発生してなかったと思うけど

このアメリカン・プログレッシヴ・ロックのアルバムは最初期の産業ロック的音像を示したモノではないだろうか

だいたいスプーキー・トゥースの同胞ミック・ジョーンズは産業ロックを代表する

フォリナーの創設メンバーだもんな

 

しかし

アメリカ田舎音楽を憧憬するパブロック界隈での影響力が顕著な遣英使の面々だが

Spooky ToothもThe BandのThe Weight』をカヴァーしていたってのは興味深い

多分スプーキー・トゥースもパブロックに入れて良いんだろうな

(違います)

同様に

渡米する以前はソウル・バンドを演っていたというゲイリー・ライトが

ファンキー・パブのココモ(後述)の前身となるアライヴァルのプロデューサー的立場だったというのも

妙に点と点が線になって目が点になるスプーキー・トゥース=パブロック説を裏付ける歴史ではないだろうか

(全然違います)

 

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