英The Knackから発展しハード・ロックの原流となったガーヴィッツ兄弟のバンドの1st
. The Gun – Gun(’68 CBS 画像は米Epic再発)
大ヒットしたデビュー・シングル『Race With The Devil』で聴かれる
サイケハードなギターが唸りまくるUKハードの原流と言われているようだが
実際は大部分がかなり旧世代のお仕事的プロダクションが効いており
開けられた枠の中で自由に泳がされている印象があり
パープルやゼップのようなバンドの意志による自由なインプロヴィゼーション重視より
オケやコーラスがバリバリに入ってカッチリとした編曲通りに演奏している感じが強く
割と日本の後期GSや歌謡曲に近い部分もあり
要は同時代の体制側の主流だったソフロ=サンシャイン・ポップ成分が相当流入している
B-1のサイケ・ポップ曲が”Sunshine”というのも・・・偶然ではないだろう
ポール・ガーヴィッツが後にハードロックが通常進む行き先(メタル)とは逆に
AOR化してしまったと云うのもこの原点となる盤にすでにヒントがあったと言え魔性か
ただし
Bラスの『Take Off』ではすべての制約を開放し
三人がガチンコでぶつかり合うライヴに近いパワートリオ本来のセッションが録音されている
ま
そこにも結局南極オケがぶっ込まれてんだけど
ジャケ絵はYESのアルバム等で有名なロジャー・ディーンの初仕事だが
画像のレコの状態がボロボロにハゲ散らかっていてイラストがよく味わえないというナンナンダヨ~
そう!
イエスのジョン・アンダーソンが一瞬加入したってのも・・・偶然ではないだろう
YES!
そればっかかよ
小生がこれを買った時期
俺は各地の中古盤屋合同フェア等に行きまくってて早朝から並んで
早い者勝ちの殺気渦巻く会場で押しくら饅頭三人羽織状態(先述)で揉みくちゃになりながら
少しでも安いレア盤を視界に入ったらノールックで適当につかみ取りしていたので
状態やUK盤 or US盤とかオリジ/再発/カット/プロモ/書き込みなんか大して気にしちゃいなかったのだった
ましてや誰も帯とかマトリックスとかどこ工場とか(ry
え?
それってワタシだけ〜??
ガーーーン
↑これが言いたかっただけだったりして
ハード・ソフト・ロックという奇妙なジャンル状態