リー・ジャクソンよりも早く排除されてしまった後のパンク的要素
. Jet – Jet( ’75 CBS)
ザ・ナイス(その前はザ・アタック)のギタリストのデヴィッド・オリストは2ndの録音中に放出され
その後初期のロキシー・ミュージックに加わったがこれまた1st録音前にフィル・マンザネラと交代
その後ロキシーのVo.ブライアン・フェリーのソロでもギタリストの一人として採用されてもいるが
シド・バレットの代わりにピンク・フロイドに一瞬だけ助っ人的に弾いたり
ジェスロ・タルでも代役を務めたりと
ビッグ・ネームに関わりながらもいつも仮採用みたいな経歴でかなり不運っぽい印象だが
どれも相手が強力杉るので基本的な実力が充分あるミュージシャンであるのは確かだろう
んでででででででで
その後前述スパークスやジョンズ・チルドレンと云った耽美派グラムの血を引くバンド・・・
ジェットの結成に本採用
ただしジェットは1枚のみで消滅てか’77年にレイディオ・スターズと改名して
パンク・バンドになった際にこれまた解雇されてしまったというナンナンダヨ~な人生
ジェットはエレポップ化する前のスパークスの非常に寄った音楽性かつスパークスよりも解りや簡潔で
直接的に後のパンクNWに繋がるモダ〜ンでユーモラスなポップ/ロケンロー性を有していたが
そんなバンドに加入した人物がかつてThe Niceでキース・エマースンと一緒に
シリアスなクラシカル/ジャズ・ロックの確立に精を出していたなんてのもちょっと無理筋な話の様でもあるが
よく聴くとジェットのギター・サウンドはいかにもパンク時代には振り落とされそうな
糸を引くようなブルージーさを基本としたハードロック的でエモーショナルな感じなので
要は帯に短し襷に長しと云い魔性かどっち陣営にも向かなかったのかも知れない