ラジオ・スターズの喜劇

プログレッシヴロックはパンクロック

後期(5th)レディオ・スターズのシングルながら何故か今頃バンドのテーマ曲と云うのも変なタイミング

2ndアルバムのA-1収録曲だけどこれを聴くと

アルバム・ヴァージョンはおいしいザビに入る前の前半で切られてしまっているのが解る

 

.     Radio Stars – Radio Stars / Accountancy Blues(’78 Chiswick)

 

実は3rdアルバムの録音も残していたようなものの解散状態になったり一瞬フカーツしたりして

結局南極バンドは消えていってしまった模様だが後は知らんのでさようなら

 

A面はザ・スウィートが演っててもおかしくない様な割とハードでグラムなパワーポップで

途中転調があったり起承転結があってテクノっぽいキーボードもフィーチャーされたナイスな曲

自己評価ではヴォーカルがドナ・サマーっぽいとなっているのはちょっと謎だ

(そうは思えない)

B面は一転してちょうど前述の1stアルバムのBラス曲『チズウィックを買え』に対応するような

一発録りセッションと思われる酔っ払ったように適当でラフなフォーキー/ジャズ・ブルーズ冗談曲

要はレディオ・スターズ=パブロッカー説再びって感じだ

 

ところで

Radio Starsでググると圧倒的にザ・バグルズの『ラジオ・スターの悲劇(’79)』が引っかかり

俺たちのレディオ・スターズなんてほぼほぼ存在感ゼロなワケだが・・・

勿論The Bugglesと云えばこのヒットの後死に体のイエスに迎えられてか実質イエスを吸収し

ニューウェイヴ業界から→Asiaに端を発するプログレ興業界へと移行→音楽業界の覇者となって行く事に(ry

そんなAsiaとはEL&Pの2/3とYes組との合体が中心となったグループだが

Radio StarsにもYesの母体的なプログレッシヴ・ロック・バンドNiceの血が曲がれている事を鑑みるに

ミュージック・ヴィデオ時代の到来により駆逐された旧来のプロモ方法のアーチストを唄った

『ラジオ・スターの悲劇』の裏に潜む隠れメッセージとは・・・

「Punk/NWに飛びついたB級オサーンロッカーがまたもや時代に振り落とされちゃったよ」みたいな・・・

ジェフ・ダウンズ てめぇラジスタの解散ディスってんのかっ?みたいな・・・

(あくまで個人的妄想です)

オールド・ウェイヴの中でも新感覚派だったジョンチル→ジェット→ラジスタの流れが

NW以降の新興テクノ勢力バグルスに完全に置き去りにされたのは確かな悲喜劇であり魔性か

(もう一つのルーツとなるザ・スパークスはエレポップの道へと転向し’80sの闘いでも健闘した)

兎に角

点と点が繋がって線になって無理矢理話をEL&Pに戻して目が点になった〜〜〜

ただし

この調子だとYes→The Buggles等を貼る時が来るのは・・・3年後かな

日本盤『ラジオ・スターの悲劇』7″は洋楽っぽさを強調したかったのか袋状ジャケなのが珍しい

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