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プログレッシヴロックはパンクロック

テレヴィジョン→トム・ヴァーライン→リチャード・ヘル

(あくまでブライアン・イーノの章です)

実はパンクの主要な要素を何年も早くから一人で全部造ってあいまっていた歴史的人物の

のまだザ・ヴォイドイズ名義ではない1st 7″EP

 

.     Richard Hell – Another World(’76 Stiff / Ork 画像は’78年の再発)

 

刻印は8084番だが5000枚限定リイシュー

A-1: (I Could Live With You) (In) Another World

B-1: (I Belong To The) Blank Generation

B-2: You Gotta Lose

 

US盤は初期テレヴィジョンを支えたオークから

UK盤はパブロックの故郷初期スティッフからというのが熱い

彼の代表曲『ブランク・ジェネレーション』は後のアルバム・ヴァージョンよりもっとスローテンポでいなたい感じ

元ネタになったFadden And Dor『The Mummy / The Beat Generation』のバッピンなふいんきの影響から

まだ完全に切り離されていないんだろうと思われ

ロバート・クワインのリードギターもまだイカれっぷり/調子っぱずれっぷりが少ない

音が薄々なのもあるけどリチャードのベース・プレイがつたな杉て生々しくももの悲しい

だがそれがイイ

『You Gotta Lose』はほぼほぼ『Blank Generation』と同様のテンポでよく似た曲調

そんな中!

タイトル曲『アナザー・ワールド』はリード・ギターの驚異的なアヴァンギャルドっぷりが全開

ブルーズ・ギターを上手に弾けるのがヒエラルキアの頂点だった飽き飽きしていたあの時代に

 

俺たちは(独りです)規制のロックを破り裂くこんな音のカミソリをぜいいんで待ち望んでいたのだった

ちなみにブライアン・イーノとは『Nerve Net(’92)』で共演した

NYパンク胎動期当時NYに住んでいた(一時期パティとも)と云う水上はる子を擁するミュージックライフ誌のグラビア(ミーハー中心)を侮ってわならない

ロンパンファッションは完全に数年遅れのリチャード・ヘルのデッドコピーだ

てか今でもこれを超えるコーデはあるんだろうか?

楽器にスクリーントーン貼って歌詞を服にチョークで描き二次元してるんだZ

Triangles were falling at the window as the doctor cursed

 

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