そんな中!

プログレッシヴロックはパンクロック

お蔵だしアルバム

 

.      The Criminals / Sylvain Sylvain   78 Criminal$(’85 Fan Club)

 

ファンクラブ・レコーヅはドールズのファン・クラブ〜

てか

この人のレコっていつもバンドの名義が曖昧な人だよね

クリミナルズなのかシルヴェイン・シルヴェインなのかどっちなのかと禿しく(ry

兎に角

前述クリミナルズの7″(’78)時にアルバムに充分な曲数のデモをちゃんと録っていてんですね?

あの7″収録の2曲を含めた14曲がIN!

むぅ士郎

このアルバムってホントにデモ音源なのって感じで

デモのレベルを超えた完成度で楽曲/演奏共に内容最高なんだが・・・

でもシル自身のインタビューを読むとこれには結構不満だったらしい

まず

これってRCAの契約のために録ってそれで後のソロ作に続いたらしいんだが

自分のやりたい事やドールズ時代に培った個性をことごとく否定され

ブルーズ・スプリングスティーンになるように指導されたらしい

(なんだその馬鹿みたいなプロデュース・センスは)

ただ

そう云われてみてもブルーズ・スプリングスティーン的な感じはしないんだけどね

あと

シルは自分のギター・プレイを”Razor guitar”と呼んでいるようだけど

それはここでもハッキリとキレッキレに感じられるから安心して

そう

ジョニー・サンダーズのプレイがぬらりひょん的な誰にも真似出来ない即興の抽象画だとしたら

シルのプレイは理性的に組み上げられ構築されたデザインのようなフィールがあり

かつワイルドでロック(ブルーズ)の教科書的でもあるのよね

 

んで

前述ティアドロップス時に収録されていた『It’s Love』が入っており

勿論懸案の定番曲『Teenage News』も演ってるんだが

妙にドラムスがワケがワカんないレベルで(トミー・マシーン)が走り気味なのが

良いのか悪いのか結局南極マシンじゃねぇじゃんみたいな

 

ただし

一点このストーリーで謎なのはこのCriminal$のデモでRCAの契約が成立し

ソロ作”Sylvian Sylvian”アルバムに繋がったとして

何でこんな良曲や素晴らしいセッションが詰まったデモの曲達が

半分以上捨てられてしまったままになったのは何故なんだぜかって事よ

(6曲程がソロ作に収録)

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