ザ・ロカッツは

プログレッシヴロックはパンクロック

旧ブログ時に『ロッカビリィ→ネオロカ→サイコビリー探求』を三年位やった際に全部貼ったので

リーヴァイ&ザ・ロカッツ(旧ロカッツ)はオール・スルー・ザ・ナイトでうっすら触れる程度に抑え

あくまでNYパンクからの影響/派生として特異点となる盤に留めたいものだが

それでもザ・クランプス等を含めると膨大な盤を繰り返し貼る事になり

一体どこまで聴けば良いのか区切りが難しいトコロでR

(勝手にしろ)

 

.     The Rockats – Make That Move(’83 RCA オリジナル)

 

て事で禿しく先述・再掲な盤なので・・・

飛ばして行こう!

(結局それか)

件もジェリー・ノーランは既に「オレもう乗らん」ととっくに抜けて録られた1stミニアルバム

この盤やバンドは後に日本(のみ?)で伝説のウォント盤になり神格化されるワケだが

ぶっちゃけバンドはこれをリリーッスしたのみで解散(変名)していたようなもので

リアルタイムでは話題性も人気も全く無かったと思われる

画像は当時新宿レコードに1750円位で落ちていたヤツで

「これ何じゃ」と押っ取り刀でゲトーしたヤツだがその後何年間も中古でも見る事がなかった

と云うのも

内容があまりにNW・・・一種テクノ化とも云えるレベルまでに急進的(プログレッシヴ)し杉ており

当時の保守的なロカビリー・ヲタ層(ロカは基本的に古臭く頭固いドキュン)からしたら

ニューロマに寄ったルックスを含めついていけなかったのではないだろうか

ちなみに

サイコビリー発生時に於いてもジャップの反応は欧米からしたら壊滅的な遅れを取っており

数少ないJ・サイコであってもヘア・スタイルは所謂伝統的なリーゼントがほぼほぼだった野田

 

この盤の凄いトコロは

表面的に音の構成要素だけ聴いていれば普通に軟派なNW(ニューロマ)でしかないのに

ぼんやりなんとなく聴くと完全にロカっているトコロだ

ただし

これは今だから自然に受け入れられるがリアルタイムでは「これはロカとしてどうなんだ?」て印象もあった

また日本のブラック・キャッツの非肉感的なリズムがアメリカ人には

“ロカがテクノ化した異様なビリー”と感じられたらしく

その要素が一部の米国人に逆流入して独自に影響を与えていたと云う節もあるかもしれない

(あくまで個人的妄想です)

時代的にもベースはエレキ・ベースであって当然な時期なのでスラップ音は無くシンセが支配的な部分も多く

マーヴィン・ゲイの”One More Heartache”を絶望的にカヴァーしてもちゃんとロカらせるセンスは

恐ろしい子

 

↑実はオリジナルも結構ロカってたりして

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