ブラッドレス・ファラオスから

プログレッシヴロックはパンクロック

ストレイ・キャッツに至るまでにはまだいくつかの形態があって

その中の一つがこのマクシス・カンサス・シティ閉店記念と銘打たれた

ライヴ(多分一部スタジオ録音)・コンピに収録されているThe Tomkatsだ?

 

.    Various – Farewell To Max’s(’85 Max’s Kansas City 多分録音は’81年)

 

ただし

The TomkatsとThe Tomcatsという表記違いのバンドがあり

おまけに前述Bloodiess Pharaohsの解説にはThe Top catsとも書いてあって実態は不明

The Tomcatsは最終的にLeon Drucker(Lee Rocker)とJames McDonnell(Slim Jim Phantom)を擁し

実質ストレイ・キャッツへと移行したワケだが・・・

んでででででででで

TomkatsでもTomcatsでもどっちでもイイけどとりあえず名前が

カッツ(キャッツ)付きになったんだからここでロカになったでしょと思われたゴキ兄

甘い!

甘酢具る!!

むぅ士郎

このアルバムで聴かれるサウンドと云えば・・・

A-5『It’s Only Natural』はかなり本格的なウェイラーズ風のレゲエじゃまいか

また

B-1『Go Go Better』はブラッドレス・ファラオスの延長線上にあるモダ〜ン・ポップで

気持ちセンスの古いシンプル・マインヅとかビル・ネルソン(ビ・バップ・デラックス→レッド・ノイズ)辺りのNWテクノ

ただしシンセ担当者は居なくなったみたいなんで正確にはエレポップ(テクノ)では無い

しかも

これならデビュー可能じゃねってレベルで曲の完成度が高いし

むっちゃ演奏が上手くなっている短期間での進化に驚く事しきり

ストレイ・キャッツの1stに収録されていた『ユバンギ・ストンプ』も少々奇妙なノリながら

レゲエ・ナンバーなんでレゲエへの拘り繋がりがあっても納得ではるんだが・・・

駄菓子菓子

正直これホントにブライアン・セッツァーが居たのってマジ?レベルで

ヴォーカル(コーラス)にせよ音楽性/ギター・プレイにせよブライアンの面影がゼロすぐるのよね

もしかして音源間違えてコンピ組んでんじゃねな疑惑アリます

だいたいジャケにアー写貼られてねぇし

(あくまで個人的疑惑です)

The Tomcatsは”Brian Setzer & The Tomcats”で何枚も発掘音源がCD化されてるけど

小生未聴ながら曲目だけ見るとちゃんとプレ・ストレイ・キャッツて感じのロカなバンドなので

この”The Tomkats With Brian Setzer”とは別物としかいいようがない状態ではある

 

ロバート・ゴードンやクリス・スペディングを含むこのアルバム

半分近くがネオロカビリー畑の人材に占拠されており

一般的にはストレイキャッツが英国に渡米後突如勃発したかの様に思われているネオロカだが

まだ彼らのデビュー前にもかかわらずNYでいかにネオロカが沸騰していたかがわかろうもん

(また仮にストレイキャッツの録音がデイヴ・エドマンズによる音作りでなかったならば

あそこまでロック市場を一世風靡し席巻できたかどうかは疑問の余地がRと云え魔性)

 

☆ドールズとプログレッシブ・ロカビリーの章おしまい

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