この人凄い音域で歌唱テクもぶっ飛んでて今全世界で注目されてるよね
て
いやいやそれAdoタンの事だろ
Adeとわ一切関係無いジェリア
(お前そのツカミつまんねぇし解りにくいから)
. King Sunny Adé And His African Beats – Juju Music(’82 Mango)

『ジュジュ』とは南アフリカ発祥でアフリカに広まった呪術の事で
そのカルチャーを元に信仰/物語等様々な事象について唄う音楽を指す言葉にも転化した
更に奴隷産業でカリブ海に強制連行された黒人によって発展させられたのがヴードゥーだと云う
ウエイン・ショーターやスージー・アンド・ザ・バンシーズ等にその名を冠したアルバムがある
キング・サニー・アデはナイジェリア出身で
この盤以前に40枚近くのリリーッスがあるアフロ・ミュージックの帝王(King)的存在だが
アイランド系のマンゴから出たメジャー初となるアルバムで
プロデュースにはフランス人のMartin Meissonnierを迎え
この後3作程シリーズ的に続く最初の作品となり世界に衝撃を与えた作品
小生ほぼほぼアデについて何の知識も無いしこれ1枚しか聴いていないワケではあるが
何台ものトーキング・ドラムを装備するその非欧米的な異界のリズム&グルーヴは
トーキング・ヘッズはアフロなダンス・ビートとの融合を試みる際に
大いにアデや同じくナイジェリア出身のフェラ・クティ等を研究したと云われている
逆に
アデ側もロック/エレクトロニカやレゲエ(ダブ)に歩み寄った手法やテイストを取り込んでおり
重層するポリリズム音響空間内をシンセがピュンピュンとスペイシーに飛び回ったり
ドラムスはシモンズのエレドラと云われているし(調査ちう)
元々実装されていたスティール・ギターがシンセ的なムーヴを醸し出して云え魔性か
要はアフリカン・ポップと云えども音色/音像的にはトーキン・ヘッヅと近い部分がある
また
メロディーよりもパーカッシヴであることに重きを置いたアフリカンなギター・プレイは
ロバート・フリップとの共通点を感じる事しきり
ただし
根本的にあっけらかんとした陽キャなので
そこはピリピリとした緊張感あり杉なトーキン・ヘッヅとは対極的かな
我思うに
アデの世界デビューはアイランドがイーノのホームだった事と関係無くは無いであろう
(あくまで個人的見解です)
従来のアルバムのいかにもド田舎っぽく野暮ったいデザインから
モダ〜ンでNWなセンスになったジャケも効いている
(レゲエバンドもMangoだとジャケがセンス良くなる定期)