ピーター・ガブリエル主催の”Music And Rhythm(’82)”コンピに参加していた
伝説的レゲエ・トロンボーン奏者リコ・ロドリゲスが
その収録曲”What You Talkin’ Bout”とほぼほぼ同じメンツで作った2-Toneからの2ndが
. Rico – Jama Rico(’82 Two Tone 通算5枚目?)

リコは’60年代初頭から活躍するレゲエ界で最も重要なミュージシャンであるにもかかわらず
’80sにパンクの中から出現したSkaリヴァイヴァル・ムーヴメントの中心となった
ザ・スペシャルズの登場時に特別顧問?的に加入し
モノホンのアフリカン/ジャマイカン・ビートでネオ・スカをバックアップし
白黒混合の若者が興した勢い先行のムーヴメントに信頼すべきハク付けを与えた偉人でR

The Specials Featuring Rico “A Message To You Rudy / Nite Klub(’79)”はザ・スペシャルズの2ndシングル
ロンドン録音とジャマイカはキングストン録音の2箇所で録られており
ロンドン録音はプロデューサーのジェリー・ダマーズ/ディック・カテルを含む
ほぼほぼザ・スペシャルズてか再結成のThe Special AKA組による演奏
ジャマイカ録音はジョー・ギブス・スタジオに入ったスライ&ロビーとその愉快な仲間達による演奏
この前作の2-Toneからの1stは結構スカっぽかったらしかったと云うが(未聴)
こちらはSkaは1曲しかなく
ほぼほぼナイヤビンギを含むラスタ・ルーツでディープでロックな正統的硬派レゲエで纏められている

Joe Gibbsと云えばライトニングからの”African Dub”シリーズ
そもそも
何故リコのトロンボーンが非常にアフリカを想起させるかというと・・・
優雅に草原を歩む象の啼き声に似ているからだ
要は・・・アフリカ象が好き!
ジャケもアフリカっぽいじゃまいか