Gull Recordsと云えばやはり・・・

プログレッシヴロックはパンクロック

ジューダス・プリースト

ですよねー

ジューダスとは初期の2枚しかリリーッスしていなかったガルだがその割にはその後ベストを乱発?

レーベルを去った際はバンドとの関係(プロモーションとか)や解約条件も悪かったようだが

こんな歴史的にビッグなバンドになるとは思いもよらず逃した魚はデカ杉だったよーだす

んでででででででで

今日では革ジャンにスタッド装備の元祖ヘヴィメタルのイメージが強いが

デビュー当時はヒラヒラ王子様ルックで音楽性もクイーンと比較されたように

単純なハードロックとは一線を画すモノで

旧来の王道ブリティッシュ・ホワイト・ブルーズや

ブラック・サバス型(ジューダスもバーミンガム出身)のヘヴィなジャズ・ロックと云った

それまで絶対的な規範とされていた黒人色を極端に廃し

かと云ってクラシカルなシンフォニック指向というワケでも無く

独自の感性でプログレッシヴに展開させた類を見ない新型ハードロックを創造したのだ

(伊藤正則のライナーにはまだヘヴィメタルという単語は出てこない)

 

.      Judas Priest – Rocka Rolla(’74 Gull)

 

ガル盤帯付きは希少品

画像は’77年の日本盤だが日本では2ndの方が先にリリーッスされておりこちらが「第2弾」となっているから

要は2nd『運命の翼』が好評だった為に後追いで1stも温故知新という事になったのであろう

この第一作の段階ではまだブリティッシュロックの過去の伝統てか因習は完全には断ち切られておらず

その後のジューダス作に比べるとまだ曲構成もシンプルでブルージーな印象があるが

その分『ロッカ・ローラ』のタイトルに嘘は無く

暗くドラマチックだったり悲劇的でモヤモヤしたり奇妙な変拍子の目立つ進行だったりもするけれど

基本はジョン・リー・フッカーのブギーを雛形にした『ロック・ン・ロール』の発展形だ

(ちなみに戦前ブルーズやロカビリーにも変拍子は多いし必ずしも4の倍数定期で進むワケでは無い)

毎回ドラマーが変わるバンドだけど1stは後期ベイカールー(プログレッシヴ・ブルーズ)のジョン・ヒンチが担当

 

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