One 54

プログレッシヴロックはパンクロック

と表記するのが正しいので唱歌

ワイヤーの3rdにはもはや1stの面影はほぼほぼ無く

進化し深化するバンド

 

Wire – 154(’79 Harvest 写真はUK初回)

 

マイク・ソーンのプロデュースのせいか

重層的でシンフォニックなリッチな音像にまで達して聴こえる曲もあるが

基本シンプルなバンド・サウンドだけでどこまでプログレッシヴに行けるかみたいな意地も感じられる

禁欲的/内省的で冷徹な指向性はやはり後期(と読んでいいのか?)キング・クリムゾンに似ている

ただし

よく聴くと不協和音で神経を逆なでるような破壊的な曲がある一方

妙にポップなネオアコっぽいリリカルなメロの曲もあったりして

一筋縄ではいかないアルバムでもあるすなぁ

 

当時は

日本盤さえリリーッスされなかった俺達のパンク・バンドが(ジャケを含め)

ここまでの高みに到達したのかという驚きや感慨

そしてドヤサーという誇らしさ(←お前はなんも関係ねぇだろうが)があったものだが

所詮初心者が組んだノーテクのロックバンドが

イキって前衛を気取ってもナンダカナ〜と思えたりもして

これに心酔して連いてゆくのわ違うんじゃないかとも思ったのって・・・ワタシだけ〜〜?

 

解りやすく絵画で例えれば

ピカソやウォーホルのように真に革新的な結果を出しえた作家はちゃんとデッサンが上手いワケで

思い付きの観念や中2思考だけあっても物理的なディシプリンが伴わなければ決して前衛は生まれないのです

例えば

デュシャンを気取った(その時点ですでに現代では無いだろう)青山繁晴ぎーんの現代アート展が

単純に視覚的にダサい故に超激ゴミで虚しかった事でわかろうもん

(あくまで個人的見解です)

 

んで

次作まで時間が開いた事もあって

ワイのワイヤー熱はこのアルバムで終わったてか

Domeなんかに関してはアンチだったりしたのでし たっ

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