SF 2 =

プログレッシヴロックはパンクロック

あなたにも分けてあげたい🎵

チェルシーの働く権利

 

.      Chelsea – Right To Work(’77 Step Forward 画像はオリジナル)

 

社会的なタイトルと云い典型的な掃除機サウンド(ガーガーと単調でノイジー)と云い

初期パンクを代表するチェルシーのアンセム的1stシングル

ヘヴィーなリフが当時の職安に通うプー太郎な英国労働階級の悲哀を伝えて感慨深い事しきり

ゲイ・マガジンのモデルやクラブのマスターをやっていたヴォーカルのジーン・オクトーバーは

パンク・シーンが始まった頃にはPunksと呼ぶにはすでにオサーンのジェネレーションだったが

マイルズ・コープランドのIRSレコードのA&Rマンとして働いている時にバンドを結成した関係で

ステップ・フォワードと契約した事によってスニッフィン・グルーへの登場頻度が高く

最初のギグはオルタナティヴTVと縁の深いスロッビング・グリッスルの前座だったという

(いや この人普通に多才で職にもついてるしパンク的にはエリートじゃん)

 

ただし

ザ・コルチナス同様にサウンド的には全く実験的な要素は無いパンク原始人だったので

前衛的なオルタナティヴTVのマーク・ペリーが何故このようなバンド達を抱え込んでいたのかは謎である

また

チェルシーは初期パンの中ではとりわけリリーッス数の多いバンドで

そんなに長持ちしたバンドは他に無いのではないだろうか

(調査ちう)

ただし

その分メンバーチェンジも多くて

デビュー前にはビリー・アイドルを含むメンバー三人がステージ上から退場し

そのままジェネレーションXになったと云う凄い逸話がある

んで

そんなGeneration-Xは曲もルックスも良くすぐにスター級パンカーになったが

一方Chelseaはアルバムの発売も’79年と遅く時期を逃し日本盤も出ないレベルだった

ビリー・アイドルにギターを担当させているという時点で何かズレているのがわかろうもん

その三人の中の一人ジョン・トウは後にオルタナティヴTVに異動したというから

コープランド兄弟を中心とした当時のパンク・ファミリー・ツリーが見えてくる

(他にもSubs/The Adverts/Physicals等で演奏)

 

 

 

まだgeneration-X組が在籍している頃の写真は珍しい(デビュー前)

前述Wayne County And The Electric Chairsが参加したJubilee Cert XのOSTにもRight To Workを提供

↑’70sのジャップ(パンク不毛時代)で『チェルシー』と言えばこれしかない

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