2枚目のシングルはSF 6なのでステップ・フォワードの6枚目
. The Cortinas – Defiant Pose / Independence(’77 Step Forward)
ちなみにザ・コルティナスのシングルは3枚のみだ
こちらも1st同様にA面はファスト&アッパーかつコンパクトなザ・ドローンズっぽいリフ刻みと
決めのアンセムがカッチョイイ典型的77パンカーで
それに対してB面(AA Side)はやはりパブ出自を想起させる
ミドル・テムポのホワイトR&Bナンバー
これだけ聴いたら完全にインメイツやナイン・ビロウ・ゼロ辺りの流れと共振するB-C級パブロッカーだな
しかし
何でオルターナティヴTVみたいなアヴァンギャルドな精神性を持つマーク・ペリーの運営する
レーベルの下にこういう割と伝統的なルーツのバンドが抱えられていたのは何故なんだゼ
↑音質の良い12″もあるでよ
Step Forwardがいかにコルチナスに力を入れていたかがわかろうもん
また
このレコの素晴らしいトコロはジャケ
弱小無名パンカーのシングルなんてモノクロでど素人の雑なデザインが殆どなのに
この冷たく冷めた視線の質感に仕上げられた登校前のテレヴィジョン・ファミリーの一コマは
嘔吐部分のフォト・コラージュがアイデアも技術的にも秀逸で
構図/小道具に無駄がなく
特に棚の扉が閉まりきっていない事で日常感を演出したセンスは凄く
一瞬ヒプノシス作かな?
(いや金が無いから発注するのは無理だろう)
と思ってしまうレベルで素晴らしい•••
なぞと長い事思っていたんだが•••
デザイン担当のTCP社は実はHipgnosisの別名という事だったナンナンダヨーーー
※(Storm) Thorgerson、(Peter) Christopherson、(Aubrey) Powell の略。
むぅ士郎
これもヒプノシス作品によくあるピンク・フロイド用デザインの没案が流れて来たってヤツかな?
だとしたらこれも正に(隠れ)『パンクロックはプログレッシヴロック』じゃナイッスか
⭐︎ミニミニ情報局⭐︎
2025年2月に映画『ヒプノシス レコードジャケットの美学』が公開されるというが•••
これは出てこないだろうなー