NYのネオロカビリー勃興時の事情がお解りいただけたと思われるが
(解らんわ!)
本命のストレイ・キャッツてかデビュー前のブライアン・セッツァーはどうだったか?と云えば
. Bloodless Pharaohs – Bloodless Pharaohs 1978-1979 Recordings!(’96 Distortion)


ライヴを含む’78~’79年の録音
この時期を本人が黒歴史にしているらしく情報があまり無く困っているワケだが
一般的にはブライアン・セッツァーって最初っからロカビリーの人だと思われているんじゃまいかと想像するに・・・
実態は全然違う!
むしろ逆!!
ここで聴かれるサウンドはロキシー・ミュージック辺りのイクスペリメンタルな精神性を持ちつつ
初期のウルトラ・ヴォックス!(!←これが大事)をもうちっとラフにしたような
鍵盤(シンセ)やリズムボックスが活躍するモダ〜ンで終末感漂う陰気なNW/エレポップなんです
(レゲエをやっているのもUltravox!っぽい)
要はルーツ回帰のストレイ・キャッツ(実はそおれも違うけど)に対してファラオスは未来派
ギターは多少ジャズっぽい風味を覗かせる巧者なプレイなものの
カントリーヒルビリーギャロッピントゥワンギンな要素は皆無で
後の彼のルーツやポテンシャルを感じさせる要素は極めて少ないt
また
ストレイ・キャッツの1stで1曲全くロカってない8ビートおロック曲
『Storm the Embassy』が入っていてかなり謎だったんだが
ここに曲名違いの原曲『Boys Having Babies』として収録されており
あれって古いオリジナルをぶっ込んだんだなと解ったしだい
地元はNYと云うよりフィラデルフィアだったらしい
アー写ではすでに髪型はクイッフを立てているのにロカじゃないのも奇妙なんだが
兄弟のGary Setzerがドラムス担当でこの人がこの違和感の鍵を握っているのではと睨んでいる
要は無理矢理時合わされていた?みたいな??
(あくまで個人的睨みです またドラムのプレイは下手っぽい)

むっちゃカビっぽくなってきたな

ロイ・モントレルがオリジナルの”Wild Saxaphone”を元ネタにしたフェイク・ジャケ(by Redhot)
※2回目